北欧の感性を発揮…インゲヤード・ローマン、日本初の個展

Casa BRUTUS.com によると。

BRAND : IKEA NAME : VIKTIGT  2016年に発表されたイケアの〈ヴィークティグト〉は、グラスウェア、照明器具、家具、ラグなどで構成されたコレクション。他のデザイナーとも協業しながら、それぞれに職人技を生かし、北欧の感性を発揮…
60年代からスウェーデンで活動するインゲヤード・ローマン。日本初の個展は、静かなデザインの魅力にあふれる。

インゲヤード・ローマン本人を『カーサ ブルータス』が最初に取り上げたのは、おそらく2002年10月号。そのインタビューでは、日本の造形への愛着、シンプルな器への一貫した思い、そして生活すべてがインスピレーションの源であることが語られた。そんな彼女の本格的な展覧会が、ついに東京で実現。この規模の展示は日本初で、自身としても喜ばしい出来事に違いない。

「静のデザイン」と「動のデザイン」があるとしたら、インゲヤードは明らかに前者だろう。1960年代に活動を始めて以来、そのアプローチは不動と言っていい。簡素な形、限られた色、澄んだ美しさ。近年、発表された木村硝子店やイケアなどのプロダクトにも、その作風は当然貫かれた。
ちなみに02年の取材はストックホルムにあるインゲヤードのスタジオで行われたが、彼女はスウェーデン南部にも自宅兼アトリエがある。その古い学校だった建物をリノベーションしたのは、今回展示デザインを担当するクラーソン・コイヴィスト・ルーネだ。

人々が変化に翻弄される現在こそ、彼女の揺るぎなさはいっそう輝く。いいデザインに特別な何かは必要ないという真理を、この展覧会は実感させてくれるはずだ。

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