樋口新葉、フリー曲「四季」で雪辱期す 

毎日新聞 によると。

 2022年北京五輪に向けた氷上の戦いが始まった。フィギュアスケート女子の昨季世界選手権銀メダリスト、樋口新葉(17)=東京・開智日本橋学園高=は、フリーにビバルディのバイオリン協奏曲「四季」を採用し、新シーズンを滑り出した。右足甲に痛みも抱えるが、平昌五輪を逃した悔しさも胸に地道に先を見据えている。【福田智沙】

 優勝した今月上旬の東京選手権(西東京市)。変更して間もない「四季」だがスピードに乗った伸びやかな滑りは曲調に合い、四季が巡るさまが浮かんでくるようだった。序盤の得点源のルッツ-トーループの連続3回転で、二つ目を2回転に難易度を落として成功。中盤の3回転ルッツは、けがをしているとは思えぬほどの高さだった。右膝をついてスライドさせてからのダブルアクセル(2回転半)も決めた。ジャンプの回転不足やスピン、ステップでレベルの取りこぼしもあったが、ショートプログラムとの合計181.54点で優勝した。

 この夏、ジャンプの軸が曲がり、思うように跳べなくなった。修正しようと跳べば跳ぶほど、足に負担がかかり、右足に痛みが出るようになった。9月のオータム・クラシック後の検査で、右足甲が疲労骨折寸前だと判明。右足のつま先をついて跳ぶルッツとフリップは体重がかかって衝撃が大きくなるため、練習量を減らしている。その中で迎えた東京選手権だったから「この最悪な状況からしたら、良かったんじゃないかな」と笑顔ものぞいた。

 26日開幕のグランプリシリーズ第2戦のスケートカナダ、来月16日からの第5戦ロシア杯も控えるが、今季の最大の目標は12月の全日本選手権(大阪)だ。昨季は五輪代表争いをリードしながら、この大会での不本意な演技が響き、五輪切符を逃した苦い思いがあるからだ。

 「この状況で高い目標を置いても、気持ちだけ先に行って、体がついていかない。しっかり現実を見て、できることを一つ一つクリアしていきたい」。冷静にじっくりと進み、年末の大一番での雪辱を期している。

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